Diary 2010. 11
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11月20日 (土)  日本での略称? by akikoba

(この記事を読む前に、11月19日『略語』を読まれることをオススメします)



こんばんは、BK音楽監督兼飲み会会員の小林昭裕です。

いよいよ夢十夜合唱団も第4回に向けて走り始めました。
4回めは難曲のドイツレクイエムなので、いつもより5か月長い、
10か月の長丁場になりますが、皆さん好調な滑り出しで頼もしい限りです。

さてそのドイツレクイエム。
いたじゅう様より「どう略すのか?」と言われ、ハタと困ってしまいました。
どうせ日本でしか使わないものですから、知らないからと言って困ることはありません。
し〜か〜し、曖昧な返事しかできなかったので、ギョウカイ人としてのプライドが傷つきました(?)。

それで、「では、いたじゅう殿、逆に聞こう!」、と問題を出してしまいました。

以下、いたじゅう殿の珍解答と正解です。
(編集者注:×がついているものがいたじゅうの回答です)

ミサソレ
→ミサ曲「ソ連」のために(×)
 ミサ・ソレムニス(○)

スタバト
→スタバト・マーテル(○)

メンコン
→メンデルスゾーン混声合唱団(×)
 メンデルスゾーン ヴァイオリンコンチェルト(○)

チャイコ
→チャイコフスキー(○)

ショスタコ
→ショスタコーヴィッチ(○)

クハ
→クハーっ!ビールうめーっ!(×)
 運転台付き普通車(○)《鉄人としての常識》

モハ
→もはやこれまで!(×)
 モーター付き普通車(○)《鉄人としての常識 Part2》

ウンリキ
→&♭※@◆(掲載できません…(--;))(×)
 ヴェルディ 歌劇「運命の力」(○)

コシファン
→あなたの腰の動きのファンです。(×)
 モーツァルト 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(○)

ドンジョバ
→モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(○)

ユビワ
→You、琵琶法師になっちゃいなYo(×)
 ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指環」(○)


ハルサイ
→春場所の最多勝(×)
 ストラヴィンスキー「春の祭典」(○)

ベト○
→ベートーベン交響曲第○番(○)

ブル○
→ブルーメンクランツ第○回定期演奏会(×)
 ブルックナー交響曲第○番(○)

ドボ○
→ドヴォルザーク交響曲第○番(○)

マラ○
→マライアキャリー第○回コンサート(×)
 マーラー交響曲第○番(○)

余りの珍解答に大爆笑!嫁に面白がって言ったら、
「得意気にそんな略称を使う音楽家なんて嫌い」と言われ……。


11月19日 (金)  略語 byいたじゅう

先日、夢十夜のドイツレクイエムの練習がスタートしました。

夢十夜とは、東工大オーケストラのOB・OGが中心となって、
「オーケストラと合唱の大曲にチャレンジしていこう」という企画です。

大隅先生(Sop)が合唱プロデューサーとなり、我らが小林先生が
合唱指揮者かつバリトンソリストとして招聘されており、
そのご縁で我らBKやAKのメンバーの有志が参加しております。

※まだまだ合唱メンバーは広く募集しております。
 小林先生の熱い指導を受けられるチャンスでもあります。

 ご興味がある方は、事務局(yumejyuya.coro@gmail.com)まで
 ご連絡をどうぞ。

 その時に、「BKのいたじゅうの日誌を読んで興味を持った」と
 一言書き添えて頂くと僕の株が上がります(笑)

ヴェルディ、フォーレ、モーツァルトと、3大レクイエムを成功させた後の
今年は4年目で、ブラームスのドイツレクイエムに挑戦するというわけです。

来年9月の演奏会に向けて、早速練習が始まったのです。

僕も、過去3回に引き続き、このドイツレクエムにも乗る予定です。
頑張ります!!


…と、そんな中。

夢十夜に参加している私の友人が「ドイツレクイエムって、何て略すの?」と
言いだしました。

なるほど、「ヴェルレク」「フォーレク」「モツレク」はよく聞きますが、
同じくらい有名なドイツレクイエムの略称はあまり聞いたことがありません。

「作曲者の名前の最初の2〜3文字+レク」という法則に当てはめれば
「ブラレク」が妥当ですが、何となくしっくりきません。
じゃ、「ドイレク」?
それも変な感じです。
ネットで検索をかけてみると、「ブラレク」が319件、「ドイレク」が274件。
僅差でブラレクが優勢ですが、ドングリの背比べ。

そういう時は指導者に聞くに限る!と、小林先生にメールを送りました。

返ってきたのは
「どっちでもいいと思うけど、どちらかというとブラレクかなぁ」という
あまりやる気のない返信。…い、いや、やはり一般的な略称が
決まっているわけではないようですね。


さて、そんな小林先生からの返信メールに、おまけで下記の問題が列挙されていました。

アナタは何問わかりますか?

ちなみに僕がわかったのは、1〜3、5、7、8、13、16、18だけでした。
どんだけ無学なんだ(汗)


【問題】以下の略称の正式名称を答えよ。
(1)モツレク
(2)フォーレク
(3)ヴェルレク
(4)ミサソレ
(5)スタバト
(6)メンコン
(7)チャイコ
(8)ショスタコ
(9)クハ
(10)モハ
(11)ウンリキ
(12)コシファン
(13)ドンジョバ
(14)ユビワ
(15)ハルサイ
(16)ベト○
(17)ブル○
(18)ドボ○
(19)マラ○
 ※○は数字が入ります。

答えは次回アップ時に♪


11月14日 (日)  集中力  byいたじゅう

合唱は、同時にやらなければならないことが数限りなくあります。


体の使い方だけでも、姿勢よくまっすぐ立ち、膝は柔らかく、腹筋を遣い、
でも内部は柔軟に使い、胸を開き、肩に力を入れず、喉を開き、ブレスは深く、
鼻腔に響かせ、アゴは落とさず、空気を送り続け…と、書いているだけで
目まいがしてきました(汗)
それに加えて、子音は前に、母音は深く、アクセントがある音に重心を置いて…などの
発音のことも気にしないといけませんし、
楽譜に書かれている表現や強弱に関する記号も守らなければなりませんし、
当然ピッチも守らなければなりませんし、
音と音は常に繋げなければなりませんし、
耳を澄ませて他パートやピアノ等の楽器が鳴らしている音にもケアして
融合させなければなりませんし、
リズムにも乗らなければなりません。
もちろん指揮者がやりたい音楽を自分なりに解釈して表現することも重要です。

あらゆる理性・感性・協調性を総動員して作り上げるものが合唱だと僕は思います。

そして今簡単にここに列挙しましたが、どれもこれもそう簡単にいくものでは
ありません。

そんなにたくさんのことを、一度に考えながらできるわけがない!とも思います。

自分、不器用ですから…(笑)

でもやらなければならない。

そのためには、無意識にできることを少しずつ増やしていかなければなりません。
無意識に刷り込むためには練習しかありません。
練習を積めば、全ての動作が無意識のうちにできるようになるはずです。

※もちろん僕はそんな境地にはまだまだ到達していません(汗)


例えば車の運転にしても、最初はエンジンをかけて、シフトレバーを切り替えて、
アクセルを踏んで、いや、その前に周囲の安全を確認して…と、
一つ一つ考えながらやっていたはずです。
それが慣れてくると一連の動作として無意識のうちにスムーズにできるようになってくる。

合唱もそれと同じだと僕は思います。

そしてそれが「自分のものにする」ということだと思います。

自分のものにするまでのスピードは、費やした時間×集中力に依存します。

どれだけ時間をかけても漫然としていたり、
どれだけ集中していても練習に出られないし自宅でも何もやらないのでは
なかなか自分のものにすることはできません。



集中できているか、できていないかの一つの目安。

先生が振り始めた時に歌いだせなかったり、
先生が「この音で止めて」とおっしゃった時に止められなかったりした時は
集中できていない証拠。

ま、あくまで一つの目安ですが、そんなところから僕は自分の手綱を締め直しています。



BKの練習は4時間の長丁場なんですよね。
最後の方はやはり疲れてくることもありますが、
適宜休憩も入れて頂いているわけですので、
きっちり集中していきましょう。

そうすればきっと成長速度は倍加します!

それで成長しなかったら先生のせいです。

ね、せんせ?(笑)